マンダムは6月2日、ワーキングマザー(以下ワーママ)とノンママ(育児中の子どもがいない働く女性)に関する意識調査の結果を発表した。

働く女性が最も「忙しい」「充実している」「考えをめぐらす」時間(SA/n=1,000)マンダム調べ

5時からの時間に求めるのは「時短」より「効率」

平日最も「忙しい」「充実している」「考えを巡らす」時間について質問した結果をグラフ化したところ、午前・午後5時頃から始まる大きな山が2つあった。また午前・午後共に6~7時頃に忙しさのピークを迎え、それを乗り越えた夜9~10時頃に充実感の山とじっくりと考えを巡らす時間帯があった。

夕方5時頃を境に心境の変化があるか尋ねたところ、計69.8%が「ある」と回答。夕方5時からの時間の捉え方については、ワ―ママ、ノンママともに「やりきる時間」(ワーママ3位11.2%、ノンママ2位22.6%)が3位以内にランクインした。同社は「バブル期に流行語となった5時から元気になる"5時から男"ならぬ、"5時から女"の実態が浮き彫りに」なったとしている。

夕方5時からの時間に求める要素を聞くと、「効率」(24.3%)、「癒し」(19.9%)、「ゆとり」(15.3%)が上位3位に入った一方、「時短」は9.7%で4位にとどまった。同社は「最近、料理や美容のケアなどに対して、今まで時短、時短と言っていた反動で生活を丁寧にするといった意識が出てきている。単に時間を短縮するより、効率を上げて質を保つといったところに生活者の意識が向いてきているのではないか」と分析している。

調査時期は2016年4月、有効回答は25~44歳の働く女性1,000人。