樫尾俊雄記念財団は、カシオ計算機の名誉会長である樫尾俊雄氏(故人)が残した発明を世の中に伝えることを目的とした「樫尾俊雄発明記念館」において、時計の展示を全面的にリニューアルし、「時の記念日」である6月10日から一般公開する。

左から、カシオトロン、データバンク(VDB-1000)、電波ソーラー時計(WVA-300)、G-SHOCK(DW-5000C)

新しい展示では、歴代の時計を、"1号機"であるカシオトロンと「デジタル独自の多機能化」、そして「正確な時刻の追求」「構造・外装・表示の多様化」のコーナーに分けて紹介。

まず「デジタル独自の多機能化」では、デジタル技術を駆使したデータバンクや、センサーを用いた気圧計など、さまざまな独自機能を搭載した時計を展示する。「正確な時刻の追求」は、電波時計やGPSハイブリッド電波ソーラー時計、スマートフォンで正確な時刻を取得する最新モデル「EQB-600」など。「構造・外装・表示の多様化」は、耐衝撃腕時計G-SHOCK、ELバックライトや2色成形バンドを採用したモデルなど、使用シーンを広げ、斬新なデザインを実現した製品群を展示する。

樫尾俊雄発明記念館の開館時間は9時30分~16時30分、休館日は土曜/日曜/祝日/年末年始/夏季休暇。開館日はWebサイトで告知する。入館は無料だが、予約が必要。樫尾俊雄発明記念館のWebサイトで予約の申し込みを受け付けている。