安川電機は6月1日、脳卒中などの脳血管疾患、整形疾患による上肢運動機能障害を持つ方に対するリハビリテーション支援を目的とした上肢訓練装置AR2の臨床研究モデルを販売開始したと発表した。

同装置は、振動刺激、電気刺激を併用しながら上肢(肩、肘)の自動運動の介助を行うことで、効果的な上肢リハビリテーションを提供するもので、運動時に使う筋肉に適切なタイミングで振動・電気刺激を与えることで、意図する自動運動を容易にすることが可能。また、目標物や自身の上肢の動きを見ながら、目標到達を音で聞くことで運動の確認ができる。

なお今回の販売は、同装置の改良のための臨床研究に協力可能な施設を対象としている。