フリーアナウンサーの古舘伊知郎が1日、都内でシークレットライブ「微妙な果実~トーキングフルーツ」を開催。2時間にわたってマシンガントークを繰り広げた。

シークレットライブを行った古舘伊知郎

テレビ朝日系『報道ステーション』のキャスターを3月末で降板してから、初の公の場となった今回のライブ。開催は5月20日に決定し、即座に告知・チケット先行抽選が行われたが、300席に30倍の応募が集まった。

ライブの中で古舘は「今の若い人たちはキャスターやっている古舘しか知らない。プロレスとかスポーツ実況とか見ちゃいない世代なんだから。あるスタッフが遠慮がちに言ったって。『古舘伊知郎さんって無口な方ですね』」と、最近最も衝撃を受けたという若いスタッフからのひと言を披露。

続けて、「ちょっとしゃべっただけでおしゃべりって言われて、おしゃべりだけは初志貫徹している俺が無口って言われたんだよ。これはショックだよ。皆さんにはそこのところを考えて、今日は俺のしゃべりを聞いてほしかった」と、しゃべり手としてのプライドを強くにじませながら、ブランクを感じさせない弾丸トークでまくし立てた。

会場は円形で、古舘と観客との距離は2メートル。休憩無しで、身振り手振りを交えながら、さらには演技力も駆使しながら2時間しゃべり続け、シーンによって笑いと感嘆、ため息に包まれていた。

古舘は1988年から『報ステ』キャスターを務める2004年まで、そして14年に復活版として、1人舞台「トーキングブルース」を行っており、今回のライブはその"特別版"。今月から、立て続けにテレビのバラエティ番組へのゲスト出演が決定しており、今回のライブの主催者側は「このライブは、次への、のろしである」と予告している。