オウチーノ総研はこのたび、「『意識』に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は、5月20日~23日、首都圏在住の20歳~39歳の860名(学生は除く)を対象にインターネットで行われた。

「意識高い系ではない」は5割

「自分は『意識高い系』だと思うか、また、人からそう言われたことはあるか」と聞いたところ、「自他ともに認める『意識高い系』」は23.7%、「無自覚『意識高い系』」は17.5%、「隠れ『意識高い系』」は7.6%、「『意識高い系』ではない」人が51.2%だった。48.8%が「意識高い系」だということが分かった。

ちなみに、「意識高い系」とは、自分を過剰に演出するが中身が伴っていない人、自分の経歴や人脈を演出し自己アピールを絶やさない人などを意味するネットスラングをさしている。

「意識高い系」と「意識が高い人」の特徴は何だと思いますか?

次に「『意識高い系』と『意識が高い人』の特徴は何だと思うか」と聞いたところ、「意識高い系」では「自己アピールが強い」が42.6%と最多。以下「自己啓発本やビジネス書を読む」が32.1%、「自己啓発セミナーや講演会に参加する」が30.0%、「自分磨きをしている」が29.0%、「横文字を多用する」が25.3%と続いた。

一方、「意識が高い人」の特徴として最も多く挙がったのは「知識の幅が広い」が36.3%で最多。次いで「自分磨きをしている」が36.2%、「夢や目標を持っている」が32.4%、「仕事に一生懸命」が30.2%、「人脈が広い・人脈を重視する」が29.8%だった。「自分磨きをしている」などは両者に共通するが、「自己アピールが強い」「横文字を多用する」「上から目線」「寝ていないアピール・忙しいアピールをする」などは「意識高い系」ならではの特徴のようだ。