GDEPアドバンスは5月30日、NVIDIAのディープラーニングスーパーコンピュータ(スパコン)「DGX-1」の長期レンタルサービス「DGX-1 ロングレンタルサービス」の提供を6月1日より開始すると発表した。

DGX-1は、PascalアーキテクチャベースのGPUアクセラレータ「Tesla P100」を8基搭載することで最大170TFlopsの半精度浮動小数点(FP16)のピーク時演算性能を提供するディープラーニングに特化して設計された3Uサイズのスパコンで、x86プロセッサを搭載した2ソケットサーバ250ノード分のスループットを実現するという。

ただし、同スパコンの価格は本体だけで12万9000ドル(米国での価格)と高額であり、使ってみたいが導入が困難というカスタマが多数いると同社では判断。今回のレンタルサービスの仕組みを構築することにしたという。

レンタル期間は12カ月から設定が可能。動産保険が付帯しているため、万が一の事態にも対応が可能なほか、ストレージ未返却オプションも用意されているとのことで、データが漏洩するといった心配を減らすこともできる。

なお、同サービスを利用するにあたっては一定の審査があり、希望に添えない場合があると同社ではコメントしている。