Netcraft - Internet Research, Anti-Phishing and PCI Security Services

インターネットサービス企業のNetcraftは5月26日(現地時間)、「May 2016 Web Server Survey|Netcraft」において、2016年5月のWebサーバ調査結果を伝えた。ハードウェアの台数は14万7000増えているものの、Webサイトの数は4900万減っている。特に先月大きくシェアを増やしたMicrosoft IISが大きくシェアを減らしている。しかし、Microsoft IISは実質的には成長を見せており、依然としてシェア1位をキープしている。

Microsoft IISによるWebサイトの数が大きく減ったにもかかわらず、ハードウェアの数はそれほど減っていない。これは大幅に減ったWebサイトの多くがリンクファーミングサイトであり、これらサイトがハードウェア上に詰め込まれて動作していたためとされている。それ以外では Microsoft IISは増加傾向を見せており、アクティブなサイトでのMicrosoft IISの採用が進む結果となっている。

2016年5月はnginxも強い成長を見せている。特にアクティブサイトでnginxの強い成長が見られる。現在の傾向として、Microsoft IISのシェアが広がるとともに、よりアクティブなサイトはnginxに移行しているようだ。現在のところ、この傾向が変わる積極的な理由は見つからず、今後も同様の傾向が続くことが予想される。