月刊flowers7月号

萩尾望都「ポーの一族」の新作が、本日5月28日発売の月刊flowers7月号(小学館)に掲載された。

これは月刊flowersの創刊15年を記念した企画の一環。「ポーの一族」は永遠の命を持った吸血鬼(バンパネラ)の少年を主役に、彼が過ごす200年以上の時間を描いた幻想奇譚で、新作が描かれるのは40年ぶりとなる。新作の舞台は1944年。戦火を逃れてウェールズに来たアランとエドガーが、ドイツ人の少女と出会うところから動き出す。なお今作の続編は今冬登場予定だ。

そのほか月刊flowers7月号には、萩尾と山岸凉子による対談が登場。出会いのエピソードから作品を描く上でのこだわりまで、8ページにわたり掲載されている。また「トーマの心臓」の番外編「訪問者」と、後日譚「湖畔にて」が収録された小冊子も封入された。

加えて今号では「式の前日」「さよならソルシエ」で知られる、穂積の新連載「僕のジョバンニ」が開幕。とある2人の少年の物語に注目だ。

なお次号の月刊flowers8月号(小学館)では、吉田秋生「海街diary」の10周年を記念。吉田と歴代担当者による座談会が掲載されるほか、「BANANA FISH」「ラヴァーズ・キス」「海街diary」3作品のクリアファイルが封入される。