アシストは5月27日、BIプラットフォーム「WebFOCUS」の開発元であるInformation Builders社とのパートナーシップ締結が35周年を迎えることを記念し、BIプラットフォーム「WebFOCUS」、分析用データベース「HPE Vertica」、データ統合(ETL)処理/バッチ処理を行うETLツール「Syncsort DMExpress」をパッケージにした「WebFOCUS TurboV Anniversary Package」(以下、WebFOCUS TurboV)を、2017年9月30日まで期間限定の特別価格で販売すると発表した。

WebFOCUS TurboVの価格は4,980万円(税別、支援サービス、プロダクトサービス費が別途必要)で、これは定価ベースの50%の価格設定になっているという。

WebFOCUS TurboVの内容

WebFOCUS の概要

アシスト 情報基盤事業部 製品統括部1部 部長 日景良介氏

アシスト 情報基盤事業部 製品統括部1部 部長 日景良介氏はWebFOCUS TurboVの特徴として、各製品とも本番環境以外に検証環境、開発環境という計3つの環境構築が可能なライセンスがパックになっており、安心とコストパフォーマンスを両立している点、Oracle、SQL Server、DB2などVertica以外に2種類のDBにアクセス可能なデータアダプタも提供するなどデータ特性に合わせて検索DBを切り替え可能な点、開発向けの開発ツールも5ライセンス提供する点を挙げた。

同社は、HTML5グラフのサポート、Internet Explorer 10やWindows Server 2012などのサポート、ユーザ管理、セキュリティ機能、自由検索機能の強化、モバイル対応の強化を行った「WebFOCUS EVO」を2013年から提供しているが、日景氏は「WebFOCUSは、EVO発売後は、BIツールではなく、BIプラットフォームとして展開している」と説明する。

WebFOCUSの開発元であるInformation Buildersは1975年の創立から40年以上経過するが、同社 CIO & バイスプレジデント Rado Kotorav氏は40年以上続けてこられた理由を、「お客様の声に耳を傾け、テクノロジーでよってお客様が価値を実感できるようにしてきたからだ。また、非上場企業で買収もされず、世の中の荒波を受けることはなく、独立正を保っていることによって、顧客は安定性を手に入れている」と説明。

そして、「今、デジタル化という大きな変革が起きているが、それによってビジネスのやり方が変わり、多く情報を入手し、分析し、配信することも可能になった。BIはビジネスおける重要性を増している。データはお金であることを、日本の経営者に知ってほしい。今は社員の22%しかBIを行っていないが、今後は全社員に日常業務として行ってほしい」と、BIの重要性を訴えた。

WebFOCUS TurboVは、全社員にBI環境を提供することをコンセプトにしており、今後は新たにBI環境を構築する企業や、現在のBI環境に不満を感じている企業のリプレース用として、販売を行っていくという。