SCSKは5月26日、米NetScout Systemsとのマスター・リセラー契約を拡充し、様々な通信可視化やトラブル・シューティングを支援するというFluke Networks製品群(システム製品群)の国内販売とサポートを同社と共同で開始した。

新たに取り扱いを開始したのは「OptiviewXG(オプティビューエックスジー)シリーズ」「Visual TruView(ヴィジュアルトゥルービュー)シリーズ」「ClearSight Analyzer(クリアサイトアナライザ)シリーズ」「AirMagnet Enterprise(エアーマグネットエンタープライズ)シリーズ」の4シリーズ。

OptiView XGは、ネットワークやアプリケーションの障害調査・機器検証用途などでフレキシブルに利用できるオールインワン型のタブレットアナライザ。ClearSight AnalyzerとAirMagnetの機能をフルサポートし、超小型の端末ながら10GネットワークやIEEE 802.11a/b/g/n/acといったワイヤレスネットワークまで1台で幅広くサポートするため、自社内の利用に加えて取引先のネットワークシステムのトラブルシューティングといったサービス用途の利用なども可能だという。

Visual TruViewは、パフォーマンスの低下をトリガーに障害の検知と解析、ボトルネックの特定、トラブル・シューティングまで、通信サービスの品質を維持する上で必要な機能を1台で実現できるとのこと。

パケットやNetFlow/sFlowといったフロー情報、SNMPからの情報を基にアプリケーションレベルのパフォーマンス状況を可視化するという。また、障害調査などの管理コスト削減も可能としている。

ClearSight Analyzerは、Windows PCにインストールして利用可能なソフトウェアタイプのLANアナライザ。ネットワーク上に流れるアプリケーションフローをリアルタイムに解析し、各トランザクションを容易に可視化できるという。

GUIベースの分析画面は、ドリルダウン形式で目的とする通信情報へ直接的にアクセスできるほか、パケットのデコードに加えてパケットの復元によるコンテンツ再生やラダー解析など、通信解析に必要な各種要素を備える。

AirMagnet Enterpriseは、無線LANの稼働状況の可視化や常時監視を行う、無線LANのセキュリティ及びパフォーマンス・モニタリング製品。 同製品の集中監視型の無線侵入検知/防止システムは、多様な脅威を自動的に検知・遮断・追跡・位置特定し、無線LAN環境を守るとしている。

また、イベント通知、リアルタイムなリモート・トラブル・シューティング、フォレンジック解析、パフォーマンス・モニタリング、PCIなど各種の法規制基準に対応する詳細なコンプライアンス・レポート機能を備えるとのことだ。

同社は同製品群の販売目標を2018年3月期までに製品本体価格と保守サポート価格の合計で10億円としている。