JR東海は7月23・24日、浜松工場(静岡県浜松市)で「新幹線なるほど発見デー」を開催する。昨年好評を博した、新幹線に乗車したまま浜松工場に入場できる旅行商品も発売する。

過去の車体上げ・載せ作業実演の様子

東海道新幹線唯一の踏切

今年は新たに、小学生を対象に新幹線車内清掃体験を実施。東海道新幹線の清掃スタッフによる車内清掃実演の見学と「魔法のホウキ」と呼ばれる専用の用具での車内清掃を体験する企画で、各日の午前・午後の2回、合計80組に整理券を配布する。

毎年人気の車体上げ・載せ作業実演は今年、N700Aタイプの先頭車で実施する。浜松工場のリニューアル工事にともなう車両検査方法の変更により、「新幹線なるほど発見デー」で実演を公開するのは今回が最後になるという。その他、東海道新幹線の現役運転士による仕事紹介、ドクターイエローやN700Aタイプの展示、保守用車両の展示、工場社員による新幹線車両の機器類の説明や機器動作体験など、さまざまな催しを用意する。

事前申込み制のイベントとして、N700Aタイプの運転台見学、小学生対象の車掌体験、小学生高学年を対象としたガイドツアーも企画されている。申込み方法などの詳細はJR東海サイトにて確認できる。

7月23・24日の両日とも、新大阪駅を出発して浜松駅手前から工場入場線に入り、そのまま浜松工場に入場する新幹線を1本ずつ運行。入場線にある東海道新幹線唯一の踏切を通過する様子も車内から見学できる。ツアー参加者は浜松工場到着後、イベントの開始前にドクターイエローの車両展示も観覧できる。車内では乗務員とのふれあいイベントがあり、参加者限定の乗車記念ノベルティも用意されるとのこと。行程や料金などは、JTB、クラブツーリズム、阪急交通社、JR東海ツアーズの各旅行会社から発表される。