Q.子どもにはいつからスマホを持たせる予定ですか?

スマホの急速な普及により、今や子どもであっても専用スマホを持つ時代。それに伴い「LINEいじめ」や依存症といった問題も増えているが、子どもには何歳からスマホを持たせるのがふさわしいのだろうか。今回は、マイナビニュース会員のうち子どもを持つ女性102名に、いつから子どもにスマホを持たせる予定か聞いてみた。

Q.子どもにはいつからスマホを持たせる予定ですか?

1位: 高校生以上 52.9%
2位: 中学1年生 21.6%
3位: 中学3年生 8.8%
4位: 小学4年生~6年生 7.8%
5位: 小学1年生~3年生 4.9%

■高校生以上
・「中学生はいらないでしょ」(37歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)
・「自分で稼いだりお小遣いで出すなら持ってもいいが、こちらは負担する気はないので」(37歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「スマホを持てば必ず時間を無駄にするし、子ども本人もそれを自覚して欲しがらなかった」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「中学生までは見てはいけない、見てよいの判断ができないところもあると思うので、高校生になるまで我慢してもらいたい」(28歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)

■中学1年生
・「外出が多くなり、社会との接点が多くなるため」(45歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「周りがみんな持っていそうなので」(61歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「子どもが中学受験して電車通学した場合のみ、連絡を取るために持たせる予定」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「行動範囲が広がって、連絡したいことが増えそうだから」(31歳女性/証券・投資銀行/事務・企画・経営関連)

■中学3年生
・「勉強に使える機能があったから」(47歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「自分もその歳からだったため、小学生にスマホの機能は早いと思う」(26歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「有料であることの認識ができる年かなーと思って」(34歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「なるべく持たせたくないが、高校でバラバラになる友だちと連絡先を交換できるように中3くらいには持たせてもいいかなぁと思う」(32歳女性/ソフトウェア・情報処理/その他・専業主婦等)

■小学4年生~6年生
・「連絡などで必要になってくるから」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「そろそろ必要な時期ではと思った」(36歳女性/通信関連/IT関連技術職)
・「早くても小学校高学年からかなと思うから」(34歳女性/百貨店/販売・サービス関連)
・「小学校高学年になればスマホの使い方が十分わかる年頃だから、低学年の時に与えてしまうと、スマホの操作中に読めない漢字が出てきたとき誤ってクリックしてしまい、余計なサイトに飛んでしまう危険がある」(32歳女性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)

■小学1年生~3年生
・「学校で使いそう」(36歳女性/ホテル・旅館/販売・サービス関連)
・「ちょうどいい時期だと思ったから」(26歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「大体そのくらいの子が多いかなと」(23歳女性/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
・「特に理由はないが普通に持たせていた」(35歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■総評
52.9%と半数以上の親が「高校生以上」を選択した。子どものスマホ利用に対しては、「勉強がおろそかになる」「依存する」「LINEいじめがこわい」といったリスク懸念が大きいよう。また最近では、子どもがゲームの有料アイテムを大量に購入してしまい、高額な請求がくるといった「課金トラブル」も増えている。そのため、そうしたリスクに対する知識や、善悪の判断能力がまだ十分に備わっていない中学生のうちにスマホを持たせるのは「早すぎる」「トラブルになるリスクのほうが高い」と多くの親は考えているようだ。

また、料金に関する意見も多かった。決して安くない毎月のスマホ代。子どもがスマホを持つようになると家計にとっては大きな負担となるため、「自分で稼げるようになってから」と決めている家庭もあるようだ。

とはいえ、主に防犯上の理由で小中学生のうちからスマホを持たせる場合もあるよう。子どもの位置情報が分かるGPS機能は、スマホを持たせる大きなメリットの1つだろう。

他にも、「学生が持ってもろくなことがない」「中学生になってスマホがないと仲間外れにされそう」といったさまざまな意見が寄せられたが、子どものスマホ利用は多くの親を悩ませる問題のよう。メリット・デメリットをよく考慮した上で、子どもにとって最善の選択をしたいものである。

調査時期: 2016年3月30日~2016年4月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性102名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません