福井県鯖江市に本社を置くニッセイは、顔認識ツールなどによる顔検出を防ぐアイウェア「PrivacyVisor」の受注を5月27日より開始すると発表した。

自然画像の中から顔の明暗の特徴を識別することで顔の位置を検出する顔検出に対し、PrivacyVisorを着用することで顔の明暗の特長が変化するため顔検出を失敗させることができる。同製品は国立情報学研究所の越前功 教授が開発した技術を採用しており、ニッセイとテクロスが商品企画・デザインを手がけ、製造は眼鏡製造の技術力で知られる鯖江の職人たちが担当する。

顔の曲面に合わせて大きく湾曲させたフロントフレームの形状を成立させるために、ニッセイが得意とするチタンを使用することで1.0mm厚の薄いプレートでありながら高い強度と軽やかな仕上がりを実現。また、オールジャパン体制で開発されたPrivacyVisorが世界に大きく羽ばたいていって欲しいという願いを込めて、レンズ部分のプリント柄には日本の伝統文様である紗綾形を採用した。

価格(税別)は3万6000円で、ニッセイのWebサイトより申し込みが可能。納期は2カ月前後とのこと。