東京商工リサーチは5月20日、2015年「全国新設法人動向」調査の結果を発表した。この中では、商号についても調査している。

新設法人商号の社数順位

2015年の新設法人で最も多かった商号は、「ライズ」で56社だった。ライズは、英語で「上昇する、飛び立つ、そびえ立つ」などを意味する「RISE」があり、活気みなぎる企業理念を表しているとみられる。次いで、「クローバー」39社、「アシスト」37社、「さくら」37社、「ワイズ」36社、「アドバンス」34社と続く。

新設法人商号の増加順位

新設法人商号の減少順位

前年比較では、最も増加したのは「さくら」の19社増(18→37社)で福祉介護関連で目立った。次に「大和」が13社増(8→21社)、「K2」が13社増(6→19社)、「NEXT INNOVATION」が13社増(12→25社)、「MIRAI」が11社増(8→19社)と続く。

一方、最も減少したのは前年の新設法人で最多商号だった「アシスト」で20社減(57→37社)だった。また、震災後に増加が目立った「絆」は、前年同数の26社だった。商号の文字種類別をみると、2015年の新設法人では、カタカナのみの商号が全体の31.2%を占めた。