5月19日(現地時間)、Microsoftは2016年夏リリース予定のWindows 10 Anniversary Updateで、Microsoft EdgeからInternet Explorer 11に切り替える仕組みを改善することを公式ブログで明らかにした。同社は2015年8月の時点でエンタープライズ モードのサイトリストを利用し、Internet Explorerへの手動切り替えを可能にしていたが、今回の改善により一連の動作が自動化する。

Microsoftは顧客から、移行ページはユーザーの混乱を招き、自動的に動作するフィードバックを受け取ったことを理由に今回の改善に踏み切った。利用には「Enterprise Mode Site List Manager for Windows 10」が従来どおり必要となり、「Enterprise Mode schema v.2」に目を通すことを推奨している。

Microsoftは新たなWebブラウザーであるMicrosoft Edgeの使用を推奨しているが、イントラネットなどInternet Explorerの仕様に沿ったWebページが未だに多く、企業を中心に利用するユーザーは少なくない。Microsoft Edge TeamのJosh Rennert氏は、「Internet Explorer 11を必要とするビジネスアプリケーションの利用に制限すべき」と説明する。

事前設定することでMicrosoft Edgeで該当サイトを開くと、Internet Explorer 11が起動し、Webページを閲覧できる(公式ブログより抜粋)

阿久津良和(Cactus)