AKB48・渡辺麻友とHKT48・宮脇咲良が、動画配信サービス・Huluのオリジナルドラマ『CROW'S BLOOD』(7月末配信開始、全6話)でダブル主演を務めることが19日、明らかになった。

『CROW'S BLOOD』でダブル主演を務めるHKT48・宮脇咲良(左)とAKB48・渡辺麻友

このドラマは、「愛する人を失った時、その肉体や命を再生することは許されるのか?」をテーマに、現代の日本を舞台にした、"愛"と"血"と"謎"が複雑に絡み合うホラーサスペンスを展開。AKB48グループ総合プロデューサー秋元康氏の企画・原作で、ハリウッド映画『ソウ』シリーズで監督を務めたダーレン・リン・バウズマン氏が製作総指揮を務め、女学園で次々と起きる不可解な事件を描く。

渡辺が演じるのは、心優しい女子高生・磯崎薫。ダーレン氏と会うまで「ハリウッドの監督さんにお目にかかる機会もなかったので、最初は緊張と不安でいっぱいでした」と吐露。しかし、気さくに話しかけて来たことから、「優しい人柄が一瞬で伝わってきたので、安心できましたし、撮影を頑張れるという自信につながりました」と安堵(あんど)する。

一方の宮脇は、無愛想でミステリアスな転校生・戸川真希役を演じる。キスシーンが頻繁に登場し、リハーサルのときからキスをしているため、「キスをすることに対してだんだん感情がなくなってきました」と苦笑い。

そんな宮脇が「『Hulu』からハリウッド女優が誕生!』って言われるように頑張りたい」とアピールすると、先輩の渡辺は「ハリウッドなんて、夢のまた夢のようなお話」と謙そんしながら、「まずは薫という役をしっかり演じることが大事。このビッグチャンスをしっかりとつかめるよう頑張っていきたい」と意気込みを語った。

5度目の東京でAKB48劇場やコンサートに足を運んだというダーレン氏は、「最初は不安もありました」と明かしながらも、「現場で2人の演技を見たら単なる『アイドルではないな』と感じて一瞬でオーラが変わったので『本当に女優さんなんだ』と、すぐに気付くことができました」と手応えをつかんだという。特に、渡辺については、「とても濃いキャラクターを相手にした時の受け身のリアクションが素晴らしい」と早くも称賛し、「彼女を見ていると一緒に恐怖感を覚えるし、共感できると思う」と話している。

今回は、2人と同じ高校に通う生徒役としてAKB48のメンバーも登場。このほか、三浦貴大が学園で起きる出来事に興味津々のオカルト雑誌記者・沢田役を、別所哲也が最先端再生医療に尽力する医師・瀬戸役を演じ、長谷川朝晴、郭智博らも脇を固める。