キヤノンは5月18日、コピー、プリント、スキャン機能を備えた同社複合機「imageRUNNER ADVANCE(イメージランナー・アドバンス)」の新製品として、中高速A3カラー機“imageRUNNER ADVANCE C5500 シリーズ”4機種8モデルを6月13日から発売すると発表した。

imageRUNNER ADVANCE C5560F(オプション装着時)

新製品8モデルは、カラー/モノクロ同速を実現し、毎分35/40/50/60枚の4機種とFAXの有無による計8モデルが提供される。新機種では、基本機能向上を含む、115の新機能を搭載し、操作性、画質、管理性の向上などを行っている。

115の新機能を搭載

価格(税別、FAXなし)は、60枚機のiR-ADVC5560が260万円、50枚機のiR-ADVC5550が240万円、40枚機のiR-ADVC5540が200万円、35枚機のiR-ADVC5535が180万円。

基本機能の向上では、最上位機種である“imageRUNNER ADVANCE C5560/C5560F”で従来機種に比べカラー出力速度(A4ヨコ)を毎分51枚から60枚へと高速化。

操作性の向上では、大型化した新パネルを搭載したほか、ログインすることにより、カスタム設定を利用できるパーソナライズ機能を搭載する。パーソナライズ機能では、操作画面の初期画面や表示言語、アドレス帳などの設定を一人ひとりのユーザーに合わせてカスタム設定できる。また、同一ネットワーク内の他の複合機と設定を同期(最大10台)させることも可能。

大型化した新パネル

パーソナライズ機能

なお、パーソナライズ機能は、以下の動画が参考になる。


また、印刷データを本体内に留め置く「留め置き印刷機能」を標準搭載したほか、印刷設定の変更や仕上がりを確認できるプレビュー表示が可能となった。

画質面では、耐久性と転写性を向上させた新開発のCS(Consistently Stable)トナーの採用により、色鮮やかでくっきりした画質を実現した。

新トナー/新定着方式を採用

そのほか、2016年2月発売の「imageRUNNER ADVANCE 6500/8500シリーズ」とプラットフォーム(ファームウェア)を共通化。今後発表される複合機も、プラットフォームの共通化を図っていき、半年に1度程度アップデートを実施していく予定だという。

新プラットフォーム Growareで共通化