JRグループは17日、「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」の開催概要を発表した。7月1日から9月30日まで開催され、「SL銀河」の青森県内での臨時運転など、数々のイベント列車が運行される予定となっている。

「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」ポスター(JR北海道提供)

「SL銀河」臨時運転は9月17・19日の2日間限り。釜石線内での通常運行と同じ蒸気機関車C58形とキハ141系4両の編成で、青森~弘前間を1日1往復運転する。秋田~青森・弘前間では、世界自然遺産の白神山地と雄大な日本海の眺望が楽しめる「リゾートしらかみ」を運行。7月16日から新型ハイブリッド車両の「橅(ぶな)編成」も運行を開始する。

青森駅から乗換えなしで青森県西津軽地方に行ける「リゾートしらかみ青函DC号」も設定。「リゾートしらかみ 青池」を使用し、7月13・14日に青森~深浦間で1日1往復運転される。

五能線全線開通80周年記念として、1999~2005年に実施した「蜃気楼ダイヤ」を復活する企画も。7月13・14日の2日間限定で、「リゾートしらかみ 青池」車両による「リゾートしらかみ蜃気楼号」として秋田~弘前間を運行。岩館駅・十二湖駅・ウェスパ椿山駅・深浦駅で下車し、観光した後、再び「リゾートしらかみ蜃気楼号」に乗車できる。

7月30日には、昔懐かしいオレンジ色のキハ40・48系2両編成による「五能線全線開通80周年記念号」が弘前~深浦間と深浦~東能代間を運行する。その他、青森県内各地でイベント列車の運行が企画されている。

「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」の開催地域は、青森県全域と北海道函館市をはじめとする道南2市9町。青森県・函館DC推進委員会が制作した5連貼りポスターを全国のおもな駅に掲出するほか、JR6社でも青森県や北海道道南地域をテーマとしたポスターを制作して駅や車内に掲出し、PRに努める。