エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ(NTTアドバンステクノロジ)は5月16日、自治体向け地域情報共有プラットフォームである「@GEOコンパス(アットジオコンパス)」を7月1日から提供開始すると発表した。同サービスは、地方創生先行型交付金を利用した長野県小諸市の「小諸市地図システム構築業務(サービス名:小諸もろもろマップ)」が採用し、5月16日から運用を開始している。

@GEOコンパスを使った小諸もろもろマップの画面

新サービスは、必要な数だけマップの作成可能で操作が容易なほか、マルチプラットフォームに対応などの特徴を有する。

マップは、観光マップやハザードマップ、避難場所情報など利用シーンごとに、最適な表示方法、必要な機能、誰がマップを更新すべきかといった用件に合致したオンライン・マップを必要な数だけ作成が可能。また、住民や来訪者などの一般利用者が情報を投稿できるマップの作成も可能だという。

操作は、シンプルな画面構成にしたことより、IT知識がそれほど高くない利用者でも可能としている。プラットフォームは、Windows/Mac OS XのPCやAndroid/iOSのスマートフォンに対応し、Webブラウザから利用するためアプリのインストールが不要とのこと。

自治体は同サービスの導入により、観光、防災・安心安全、住民サービス、業務改善などの多種多様な用途に応じたマップを必要な数だけ容易に作成でき、一般公開が可能になるとしている。

価格は初期費用が39万8000円~、月額費用が5万9800円~、3年間で50自治体への導入を目指し、自治体からのニーズに応じて随時機能拡張を行う予定だ。