埼玉・宮代町の東武動物公園に5月28日、開園以来初の植物エリアとなる「ハートフルガーデン」がオープンする。

「ハートフルガーデン」イメージ

「ハートフルガーデン」は、開園35周年記念事業の一環として、3月の新クマ舎「ヒグマの森」に続いてオープン。園内中央に位置する「トッピー広場」の改修により誕生する本格的な植物エリアで、総面積5,400平方メートルの敷地では、さまざまな花、野菜や果実など、約375種3万3,000本の多様な植物が四季を通じて楽しめるようになる。

エリア内は4つのテーマに分かれており、植物に囲まれながら食事ができるレストスペースをはじめ、約200種のバラが咲き誇る「ローズガーデン」や、年数回にわたりデザインが変わる「キャンパスガーデン」が見どころ。また、"笑顔と花と会話が集う庭"をコンセプトに、隣接する遊園地エリア「ハートフルランド」と関連性を持たせ、オリジナルのストーリーやキャラクターを設定した独自のエリアを演出する。

植物の採取、野菜収穫など直接植物に触れることができるほか、収穫した野菜をその場で食べられる食育イベントも計画中。動物園ならではの植物エリアとして、ヤギ、ヒツジや鳥類などの散歩コースとしての使用も予定している。

桜やウメ、アジサイ、イチョウなど、四季を感じる樹木や花が点在しているほか、2011年より、コスモスや造花を展示するイベント「フラワーガーデン」を開催してきた同園。「ハートフルガーデン」のオープンで、動物園、遊園地、プールに植物という見どころが追加されることで、親子3世代で楽しめる、よりハイブリッドなレジャー施設を目指すとしている。

「ローズガーデン」イメージ

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