三菱電機は5月10日、1230m/min(73.8km/h)のエレベーター技術を開発したと発表した。同社によれば世界最高速だという。

同開発技術では、巻上機モーターの出力を最大限に引き出す制御盤や、調速機・ブレーキ装置・緩衝器などの安全装置の開発により、1230m/minを達成。また、同社の先端技術により世界最高速を実現しつつ、安全性・乗り心地・静粛性・省エネ性を実現したとする。

開発技術の概要

同技術は、中国・上海市に建設された地上高さ632mの高層ビル「上海中心大厦」向けエレベーターに適用される予定で、地上2階から119階まで約53秒で到達するという。

上海中心大厦の外観