子どもに与えていた母乳とミルクの割合は?

母乳がいいか、それとも粉ミルクがいいか――。赤ちゃんのお世話で欠かせない授乳。そのひとときに幸せを感じる人も多いかもしれない。一方で、授乳といえば母乳派とミルク派の間には長きにわたり論争が絶えないとも聞く。実際のところ、母乳とミルクのどちらが多く支持されているのだろうか。

そこで、今回はマイナビニュース会員のうち子どものいる女性102人に「子どもに与えている(もしくは与えていた)母乳とミルクの割合」について聞いてみた。

Q.子どもに与えている(もしくは与えていた)母乳とミルクの割合を教えてください

母乳のみ(37.3%)
母乳とミルクの混合(56.9%)
粉ミルクのみ(5.9%)

Q. 母乳のみで育てた理由を教えてください

・「経済的だし、赤ちゃんとコミュニケーションが取れると思った」(28歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「母乳がたくさん出たので」(23歳女性/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
・「母乳のほうが楽で経済的にもいいので」(26歳女性/その他/専業主婦)
・「母乳のほうが子どもが丈夫になるとか、頭がよくなるなどと言われた」(59歳女性/その他/専業主婦)
・「産院の勧めで」(32歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「ミルクと混合にしたかったが、哺乳瓶を嫌がってうまくいかなかった」(32歳女性/その他/専業主婦)

Q.粉ミルクを使用した理由を教えてください

・「母乳だけでは足りなかった」(37歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)
・「夜間の授乳を夫に代わってもらうため」(54歳女性/フードビジネス/その他)
・「仕事復帰が早かったので。自分がいない間はミルクにした」(34歳女性/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連)
・「年子を妊娠して授乳禁止だったため」(39歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「衛生的で栄養価が豊富なので」(36歳女性/サービス/クリエイティブ関連)
・「体調が悪くなったり、用事があるときに預けられないため」(35歳女性/ディスプレイ・空間デザイン/営業関連)

■総評

子どもに与えていた母乳・ミルクの割合は、「母乳のみ」が37.3%、「母乳と粉ミルクの混合」が56.9%、「粉ミルクのみ」が5.9%だった。

「母乳のみ」にした人の理由は、「母乳がよく出た」「経済的」「哺乳瓶の消毒がなくて楽」などが多かった。そのほかには「愛情が伝わりそう」「出産した産院が母乳育児に力を入れていた」などの意見もあった。

粉ミルクを利用した理由は「母乳が足りなかった」が最も多かった。そのほかの少数意見でも「早く仕事復帰した」「抗生物質を飲んでいた」などやむを得ない事情が多く、「できれば母乳で」と考える人が多いことをうかがわせた。ただ、それはお母さんと赤ちゃんのコンディションが整って初めて実現するもの。どちらで育てることになっても自信をもって愛情を注ぐことが一番の栄養になるのかもしれない。

調査時期: 2016年3月23日~2016年4月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 子どものいる女性102名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません