インフォアジャパンは、同社が展開する業種特化型ERP「Infor M3」が、イスラエル最大の製パン企業Angel Bakeries社の新たなERPシステムとして導入されることを発表した。

「Infor M3」は、業界業種に特化した特殊なニーズや商習慣やビジネスプロセスに対応するクラウドERP。業界に特化したBI(Business Inteligence)「Infor BI」も組み込まれており、迅速な意思決定をフォローするほか、19カ国語、多言語/多通貨への対応から41カ国の国際的なサポートとグローバル展開にも強みを見せる。

Angel Bakeriesは、食パンやロールパン、ペイストリーなど200種類以上、日々何十万斤にもおよぶパン類を製造するイスラエル最大の製パン企業で米国や欧州にも輸出している。国内外複数のソリューションとの競争を経て導入の決め手となったのは
・製パン業界に深く特化した機能
・同業界における国際的な専門性
・厳しい製造設計
・在庫、販売管理

など、業界固有の要件への対応能力であったという。Angel Bakeries社、情報テクノロジーディレクターであるNiva Kalish氏は、パンの場合は、生産ラインから出荷された商品が配送、販売されて最終消費者の手元に届くまでの時間が非常に短く、商品設計から製造プロセス、流通販売のフェーズ設計が非常に重要になるため、受注から販売までのプロセスを短縮し、リソースや原材料を充分に管理できる高度な設計ツールを備えたERPソリューションが必要であったと、導入決定の要件を明かしている。