アフィリア・サーガのワンマンツアー2016「天空のアークライト~Lost In The Sky」。その初日となる仙台公演が、2016年4月30日(土)に、仙台Rensaにて2回公演で開催された。

今回のツアーは、2014年春に開催されたライブツアー「ヴィーナスと蒼き七つの海」以来、2年ぶりのライブツアーということもあり、入学と卒業を繰り返すユニットであるアフィリア・サーガとしては、現メンバーの約3分の2がツアー初体験というドキドキ感あふれるライブツアーとなった。

ツアーコンセプトは七夕伝説。タイトルにもなっている「アークライト」は、七夕の織姫星であるベガの別称で、英語で「空のアーク灯」(the Arc-light of the Sky) とも言われることから付けられたタイトル。

七夕の織姫星である琴座のベガは、彦星である鷲座のアルタイル、ふたりの仲を取り持つ関係の白鳥座のデネブとともに、夏の大三角を形成しているが、今回のライブでは、織姫星のベガはメンバー、彦星のアルタイルは観客、ふたりの仲を取り持つデネブは会場という位置付けで、ツアー用に用意された新曲「銀河のキセキ」「Lost In The Sky」の2曲での歌詞やセリフとともに、アフィリアの世界観も楽しめる内容となっている。

ライブは2回公演で行われたが、昼公演と夜公演では全く違うセットリストとなっており、新曲の「銀河のキセキ」「Lost In The Sky」の2曲に加えて「S・M・L☆」「ヴィーナスと蒼き七つの海」「転校ガール」の5曲のみが昼夜共通となっていて、ほかは全て違う楽曲という徹底した差別化が図られたが、どちらかだけを見ても十二分に盛り上がれる楽曲のバリエーションの広さを見せつけるライブともなっていた。

トークパートでは、一年に一度しか会えない七夕伝説を、メンバー自身と観客との関係性になぞらえて、いつも応援してくれている人も、たまにしか会えない人も、その会場での出来事は一生に一度しかない出来事であるとして、一期一会の精神を大切にしたいと語るMCも感動を呼ぶ。そして、今回はメンバーのモモコが仙台出身ということで、「自分が参加するユニットのワンマンライブを故郷で行うという夢が叶って、これまで沢山心配をかけてきた親に少しでも恩返しができたのが嬉しい」と涙ながらに語った。

当日は、ライブツアーのスケジュールに台湾公演が追加されたことが発表されたほか、既に発表済みではあるが、今回のライブツアーのテーマソングを表題曲にしたアフィリア・サーガのNEWシングル「Lost In The Sky」が7月26日にリリースされることも改めて告知され、これから7月まで続くツアーとシングルへの期待を煽る内容のライブツアーとなっていた。今後の日程などツアーに関する詳細は、アフィリア・サーガ公式サイトをチェックしてほしい。