ジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマー カンパニーはこのほど、「歯とオーラルケアに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は3月25日~28日、全国の20~50代の男女1,032名に対し、インターネットで実施したもの。

自分の肌・髪・体型・歯に対する自信

自分の肌・髪・体型・歯に対する自信を聞いたところ、58.5%が歯に「全く自信がない」「どちらかといえば自信がない」と回答した。肌(48.9%)・髪(49.5%)・体形(54.9%)と比べ、歯は最も自信がない部分であることがわかった。

むし歯や調子が悪い歯があることに気付いていながら、治療を放置してしまった経験があるか尋ねたところ、60.3%が「経験がある」と回答した。今よりもオーラルケアに気をつかいたいと思うか聞くと、65.9%が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えており、3人に2人がオーラルケアの必要性を認識していることも明らかとなった。

左: むし歯や調子が悪い歯があることに気づいていながら、治療を放置してしまった経験はありますか? 右: 今よりもオーラルケアに気をつかっていきたいと思いますか?

現在と10年前に使用していたオーラルケアアイテムの違いについて聞いたところ、49.6%が10年前も現在も同じアイテムを使用していると回答した。中でも10年前から「歯ブラシ」しか使用していない人の割合が最も多く、全体の37.5%を占めている。

現在と10年前に使用していたオーラルケアアイテムの違い

同社によると、オーラルケアは「歯茎が下がる」「歯間が広がる」といった年齢による口内環境の変化に合わせて、ケア方法や使用するアイテムを追加したり、変更したりする必要があるという。今回の結果から、多くの人が年齢に合わせたオーラルケアアイテムの見直しを十分に行えていない可能性が示唆された。

今は使用していないが、今後新たに使用したいオーラルケアアイテムについて聞いたところ、1位は「デンタルフロス」、2位は「歯間ブラシ」で、歯間部の汚れを落とす歯間ケアアイテムが上位を占めた。

デンタルフロスの使用率について調べると、10年前に比べて約2倍(10.2%→21.3%)に増加していることがわかった。デンタルフロスを使用者に、何年前からデンタルフロスを使い始めたか聞くと、「3年前から」と回答した人が45.4%と最も多く、近年特に急増傾向にあるようだ。

デンタルフロスを使い始めた時期