プリンスとシーラ・E(C)BANG Media International

57歳という若さで死去した歌手プリンスさんの長年のコラボ相手であり、元恋人でもあるシーラ・Eが、プリンスの残した作品を管理したいと考えているようだ。

1983年に代表曲「パープル・レイン」のレコーディングにも参加しているシーラが、推定3億ドル(約320億円)といわれる遺産の管理をしたいとプリンスさんの妹タイカ・ネルソンに申し出たという。

関係者の1人は「シーラはなんとしてもプリンスの遺産を守りたいようで、プリンスの友人達もそれをかなり推してくれているみたいですが、家族はそれを許可しないような感じです」と明かす。

また、このシーラの申し出は自身の利益のために動いているだけではなく、自身をスターダムに駆け上がらせてくれ、またずっと友人関係を続けていたプリンスさんへの純粋な愛情からきているようで、その関係者は「シーラは無料で管理をするとまで申し出たんです」とRadarOnline.comに続けた。   

そんな中、プリンスさんは遺書を残していなかったことからタイカが相続財産管理人になっており、全作品や、ペイズリー・パークの自宅に残っているとみられているたくさんの未発表曲の管理にあたることになっている。金銭的な財産については、プリンスの兄弟や姉妹に分与されることになる。

一部の曲の権利はワーナー・ブラザース・ミュージックが持っているものの、こんなにも素晴らしいソングライターの作品を長期的に保護していくためには、適切な管理が必須となってくるが、前述の関係者は「タイカはこういうものを管理するのに慣れていないので、完全に混乱しています」「とはいえ、他の義兄弟や義姉妹たちは、さらにこういうことにうといのです!」と理想とは程遠い現状を説明する。

現在プリンスの音楽はiTunesやCDなどで購入することができる。

(C)BANG Media International