ダイソンは4月27日、同社初の美容家電として、ヘアードライヤー「Dyson Supersonic」を発表した。4月28日にDyson 表参道にて発売を開始し、5月11日から一般販売する。希望小売価格は税別45,000円。

Dyson Supersonic

Dyson Supersonicは、特許を取得した「ダイソン デジタルモーター V9」を搭載。15人以上のモーターエンジニアにより開発されたもので、最新・最小・最軽量をうたう。従来のヘアードライヤーはモーターがヘッド部に搭載されているが、V9はハンドル部に内蔵。重心のとれたバランスのよい設計を実現した。

カラーバリエーションは2色

ダイソン デジタルモーター V9をハンドル部に内蔵した

「インテリジェント・ヒートコントロール」を搭載し、髪が極端な熱にさらされないよう配慮。ガラスビーズを用いたサーミスター(温度センサー)が毎秒20回温度を測定し、ヒーターを電子制御する。

ダイソンの空気清浄機能付きファンでも使われている「Air Multiplier(エアマルチプライアー)テクノロジー」を採用。これにより、モーター部が取り込んだ空気を3倍に増幅し、高圧かつ高速の気流を生み出す。また、狙った場所に風を送るため、吹き出す風に約20度の傾斜をつけている。

モーター内部には軸流インペラーを内蔵。空気の流路を単純化し、乱気流・旋回流を抑えた。運転音は、インペラーのブレード数を通常の11枚から13枚にすることでモーター内で発生する音域を1トーン上げ、人の可聴域の上限を超える高周波に設定。さらに、周囲に消音器を取り付けることで静音化を実現している。

温度は4段階、風量は3段階で調節可能。付属ノズルとして、風量を弱め、なめらかな風を出す「スムージングノズル」、ブラシを使ったブローに向いた「スタイリングコンセントレーター」、カールやパーマのかかった髪に使う「ディフューザー」の3種類を同梱。これらは「ヒートシールドテクノロジー」により2層になっているため、触っても熱さを感じにくい。着脱はマグネット式だ。

青い点のついたボタンを長押しすると冷風が出る(コールドショット)

3種類のノズルが付属

サイズはW78×D97×H245mm、重量は約618g。カラーはアイアン/フューシャとホワイト/シルバーの2色だ。ジェームズ・ダイソン氏がデザインしたレザーボックスとのセットも用意しており、4月28日からDyson 表参道とダイソンジャパンの公式オンラインストア限定で販売する。希望小売価格は税別55,000円。

同日ダイソンは発表会を開催。レポートは追って掲載する