ウイングアーク1stは4月26日、帳票クラウドサービス「SVF Cloud」が、オラクルが提供する、クラウドとオンプレミスのシステム連携を可能にするクラウドサービス「Oracle Integration Cloud Service」との連携を開始したと発表した。

Oracle Integration Cloud Service 連携図

帳票クラウドサービス「SVF Cloud」は、帳票基盤ソリューションとして製品販売している「SVF」を、クラウド上で簡単に利用できる帳票クラウドサービス。グラフィカルな操作画面により、日本固有の細やかな帳票から装飾性の高い帳票まで簡単に作成できるなど、簡易さと柔軟性が特長。無償で試すことができる。

オラクルのPaaS「Oracle Cloud Platform」で提供する「Oracle Integration Cloud Service」は、SaaSやオンプレミス・アプリケーションのシステム連携を可能にするPaaS提供サービスで、SaaSからSaaS、SaaSからオンプレミスの統合を構築でき、安全に統合できることが特長。

今回のサービス連携開始により、オラクル製品を利用中の顧客は、ミッションクリティカルなオンプレミスシステムをクラウドへ移行する場合、もしくは、オンプレミスとクラウドによるハイブリッド環境を利用する場合に、課題となる帳票やレポートなどの出力を、「SVF Cloud」を基盤とすることで、即時にワンストップで利用が可能となる。さらに、オラクルクラウドにおける契約を1つの包括契約で管理することにより、システム単位でのライセンス管理が不要になり、出力ごとの従量課金型による無駄のない運用が実現する。

また、「Oracle Integration Cloud Service 」は、国内のみならず海外拠点サポートにも対応。オラクルのクラウド基盤をそのまま海外拠点で利用でき、国や拠点ごとに個別に必要となる帳票フォームも、拠点ごとのシステム管理を意識することなく、柔軟かつ自由にオラクルのクラウド基盤上で稼働するシステムを運用できる。