日産自動車は25日、「第14回北京モーターショー」(一般公開は4月29日から5月4日まで)にて新型「ティーダ」を中国初公開するとともに、新型「マキシマ」を中国で発売することを発表した。東風日産乗用車公司(東風日産)も北京モーターショーにて、ヴェヌーシアブランドの新型SUV「ヴェヌーシア T90」を披露した。

日産の新型「ティーダ」

新型「ティーダ」は、ダイナミックなVモーショングリルや流線型のボディといった若者世代が好む外観デザインを採用。エンジン・トランスミッション・安全性能の改良・強化が行われ、室内空間もさらに広くなっている。また、同車は「日産インテリジェント・モビリティ」の3つの領域「インテリジェント・ドライビング」「インテリジェント・パワー」「インテリジェント・インテグレーション」のすべてを具現化している。

「エマージェンシーブレーキ」「車両逸脱警報」「後側方車両検知警報」などの安全技術を多数搭載し、改良されたエクストロニックCVTやアイドリングストップシステムと連動した1.6リッターのHR16DEエンジン搭載により、5.3リットル/100kmの低燃費を実現している。さまざまな媒体をクルマに接続し、7インチのオーディオディスプレイを活用してインフォテインメントシステムを楽しむこともでき、高い利便性を実現した。

新型「ティーダ」

新型「マキシマ」

「IDSコンセプト」

「ヴェヌーシア T90」

新型「マキシマ」は「2015年広州国際モーターショー」で中国初公開されて以来、洗練されたスポーツカーのような外観デザインや高い走行性能、多くの先進技術の搭載により同国のヤングエリートから高い関心を集めてきた。「エマージェンシーブレーキ」「後側方車両検知警報」「車両逸脱警報」「アラウンドビューモニター」など、日産インテリジェント・ドライビングにつながる数多くの最先端の安全技術を搭載している。

東風日産の新型SUV「ヴェヌーシア T90」は、実用的で広々とした室内空間や力強い動力性能、多機能性に加え、スポーティで洗練されたスタイリッシュな外観、高いコネクテッド技術を兼ね備えたモデル。自分の個性を主張し、ユニークでありたいと願う若者世代のニーズやライフスタイルに応える新しいタイプのSUVとして、東風日産は「ヴェヌーシア T90」を2016年下期に発売する予定だ。

北京モーターショーではその他、中国初公開となるコンセプトカー「IDSコンセプト」も出展。日産が掲げる「ゼロ・エミッション」「ゼロ・フェイタリティ」の実現へ向けた「日産インテリジェント・モビリティ」の考え方を改めて提示した。なお、同社はルノー・日産アライアンスとして2020年までに、中国を含む世界の主要マーケットで自動運転技術を10モデル以上に採用する計画を発表している。