ネットワールドは、NVIDIAのGPU関連製品を各種提供しているGDEPソリューションズと提携し、ディープラーニング分野に向けてNVIDIAのGPUコンピュータに高性能のネットワーク、ストレージ、および開発キットなどの各種ソフトウェアをパッケージ化し、ディープラーニング向けコンバージド・システム(開発コード名:Networld Deep Learning One-stop Solution、略称 「Networld DLS」)の提供を2016年夏より開始する計画であることを明らかにした。

ディープラーニング分野ではGPUコンピューティングの活用に注目が集まっているが、システムとして考えた場合、ネットワークやストレージにも高い性能が求められるほか、ソフトウェアとしてもフレームワーク、Deep Learning SDK(開発キット)、GPUトレーニングシステムなどを整備する必要がある。

しかし、これまで各種ハードウェアやソフトウェアはユーザーが個別に選定しており、サポートの煩雑化や想定パフォーマンスの購入前検証などは困難であった。Networld DLSでは、同社がハードウェア、ソフトウェアを検証済み、サイジング済みの状態で提供することで、こうした課題の解決を図ることが可能となっており、ユーザーは求めるパフォーマンスを元に、ディープラーニングを開始することができるという。

なお同社では今後、画像解析、音声解析、自然言語処理など、目的別のディープラーニング用APIを国内外から調達して「Networld DLS」に搭載し、コンバージド・システムによるソリューションの拡充を図っていく計画としている。