さくらインターネットとアパマンショップホールディングスのグループ会社であるシステムソフトは4月20日、業務提携と共同出資を行い、Home IoTに特化したサービス/プロダクトをオープンイノベーションにより企画・開発に取り組む合弁会社としてS2i(エス・ツー・アイ)を5月に設立すると発表した。

システムソフトはゲーム市場や携帯コンテンツなどのマーケット開拓を手がており、近年は賃貸不動産業界におけるシステム開発でノウハウを蓄積しているほか、IoT分野への研究を積極的に行っている。

さくらインターネットは、通信環境とデータの保存や処理システムを一体型で提供するIoTのプラットフォーム「さくらのIoT Platform」を2016年度中に提供を予定しており、今後はIoT関連市場のHome IoT市場においてスタンダードプラットフォームとなることを目指している。

今回、両社のHome IoT市場における戦略が一致したことを受け、新たに合弁会社を設立。第一弾のサービス/プロダクトとして、2020年には3000億円市場と予測されるホームセキュリティのキーデバイスとなる「さくらのIoT Platform」対応のスマートロックを取り扱う。アパマングループとの業務提携(予定)を通じて未入居物件に設置・稼働を目指す。

「さくらのIoT Platform」サービス概念図

スマートロックには「さくらのIoT 通信モジュール」が実装され、自宅のWi-Fiやスマートフォンを経由することなく、スマートロック自体が3G/LTE回線を通じて「さくらのIoT Platform」に接続できる。

そのため、例えば賃貸物件の未入居時にも通信を行うことを可能とし、空室時の防犯対策や仲介業務における貸鍵業務の軽減、民泊など短期賃貸への利用もできる。また、スマートロック機能の利用を希望する入居者には鍵の開閉管理・防犯通知・貸鍵機能の提供も予定している。

新会社は、自社開発に限定せず、オープンイノベーションの概念をベースにハードウェア・スタートアップ各社との共同開発や海外プロダクトのローカライズなど、住宅の居住価値・不動産価値を向上させる取り組みを行っていく方針だ。