「TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』Blu-ray&DVD発売記念イベント ~今日はスペシャルDay~」の様子。 (c)ヤング ブラック・ジャック製作委員会

「TVアニメ『ヤング ブラック・ジャック』Blu-ray&DVD発売記念イベント ~今日はスペシャルDay~」が、去る4月17日にラフォーレミュージアム六本木にて開催され、間黒男役の梅原裕一郎、岡本舞子役の伊藤静、藪役の遊佐浩二、キリコ役の諏訪部順一、百樹丸雄役の宮野真守が登壇した。

最初のコーナー「カウントダウンオペ」ではファンのアンケートにより選ばれた、心に残るベストオペの5位から1位までを発表しストーリーを振り返ることに。コーナーの説明のあとには、諏訪部が「今日お集まりの患者様の中で投票された方?」と観客に問いかけ、「患者様なんですか!?」と宮野が突っ込む場面も。諏訪部は観客を「今日のクランケ(患者)です」と紹介した。

モニターにはカウントダウン形式で5位から1位までそれぞれのシーンが上映され、諏訪部と宮野がDJ風に「No.5!」「カモン!」「これはゴキゲンなエピソードだね!」など口々にし、コーナーを盛り上げていく。5位に選ばれたのは第2話「拉致」より、生体肝移植手術をしようとする間を藪が止めるシーン。梅原は「藪さんが止めてくれたことで、間は道を外さずに済んだ」と説明すると、遊佐は「まだ未熟な頃の彼を、ここまでの人間に育て上げた自負がありますので……」と誇らしげに語った。

その後4位には、梅原が「原作を読んだときから一番好きな話」と語る、第12話「狂騒の季節」の今上エリを救おうとする場面が登場。梅原は「間が闇医者になる決定打となったような手術なので、僕自身アフレコのときは気持ちが高ぶりましたし、思い出深いシーンです」と振り返る。また3位には第9話「無残帳 その1」から間が百樹の手術を行うシーン、2位には第1話「医者はどこだ!」から交通事故に遭った少年を手術する場面、1位には間とキリコの2人が手術に挑む、第6話「ベトナムにて その3」がランクイン。伊藤は第1話について「間もまだ手術に慣れていなくて、緊張しながらやっているというのが、マイク前の梅原くんからも伝わって来たんですよ。そういった姿を見て『がんばってるな、私もがんばらなきゃ!』という気持ちでやらせてもらいました」とアフレコの様子を思い返した。

続いては梅原・伊藤・遊佐と、諏訪部・宮野の2チームに分かれて3つの競技にチャレンジするコーナーへ。1つ目の競技「間違い探しオペ」では、原作のカットを使用した間違い探しに挑戦。2チームはボケを交えつつも回答していき、より間違いを探した梅原・伊藤・遊佐チームに軍配が上がる。2つ目の競技は「フェイスバンク」対決。この競技では作中にて間が手術の際に高額な“お金”を要求することにちなみ、梅原の顔の上にどれだけコインを乗せられるかを競い合う。観客はゲームの説明を聞くと思わず笑いをこぼし、遊佐も「仕事は選んでいいんだよ?」と諭すが、梅原は「いやいや、なんでもやります」と頼もしげな表情を浮かべた。

2チームはそれぞれ自身の手と、用意されていた“百樹先生のマジックハンド”を駆使しながら、上を向く梅原の顔の上にコインを乗せていく。両チームとも健気に顔を上げ続ける梅原をイジりながらも健闘するが、ここでも伊藤・遊佐と梅原のチームが勝利。最後に行われた「BJQ対決」では、ブラック・ジャック役を務め、「ヤング ブラック・ジャック」でもナレーションを担当する大塚明夫からクイズが出題される。「『ブラック・ジャック』が連載されていた雑誌は?」「ブラック・ジャックが原作で治療していないものは?」などの問題が登場し、中には「面白い回答が正解」とアナウンスされる大喜利的な問題も飛び出した。「BJQ対決」では大喜利でも活躍した諏訪部・宮野チームが勝利を収めるが、3種類の合計ポイントでは梅原・伊藤・遊佐チームに及ばず敗退。勝者となった梅原・伊藤・遊佐チームには賞品として、ボンカレーセット10箱ずつが送られた。

またイベントでは、「突発性カレー症候群」にかかってしまった岡本を助けるというオリジナルシナリオの朗読劇が行われる。さらにオープニング、エンディング曲を担当したUMI☆KUUN、焚吐も登場し、それぞれ「I am Just Feeling Alive」と「オールカテゴライズ」を披露し会場を盛り上げた。最後にはサイン入りのポスターや複製原画などの賞品が当たる、プレゼント抽選会も実施。大盛り上がりの中、イベントは幕を閉じた。

手塚治虫原作、田畑由秋脚本、大熊ゆうご漫画による「ヤング ブラック・ジャック」は、1960年代を舞台に、若きブラック・ジャックこと間黒男の活躍を描く物語。原作マンガはヤングチャンピオン(秋田書店)にて連載されている。

(c)ヤング ブラック・ジャック製作委員会