住友化学は4月18日、英Abingdon Healthとポイントオブケア(患者の身辺での検査やベッドサイドでの検査)向け次世代マルチプルバイオセンサデバイスを共同開発することに合意したと発表した。

住友化学とAbingdon Healthの子会社であるMolecular Visionは、有機半導体材料をプラスチック基板上に塗布・印刷方法を用いて製造するプリンテッドエレクトロニクス技術と、尿、血液、粘液、唾液などの体液を検査するためのラテラルフローデバイス技術との融合による、多様な診断に適用可能な小型簡便デバイスの構築に向けて、これまで2年にわたって、共同研究に取り組んできた。

今回の共同開発では、両社がこの2年間の成果を引き継ぎ、同デバイスの実現可能性の実証を目指していくという。