心肺機能向上だけじゃない! 水泳が子どもにもたらす好影響

新学期もスタートし、お子さんに新しい習い事を考えているママ・パパも多いのでは。0歳からでも出来る水泳は人気も高く、子どもの心身の成長にも良い影響をもたらすそう。そこで、水泳が子どもにもたらすメリットについて、コナミスポーツクラブの大西順子さんに伺いました。

■水泳で筋力・持久力・基礎体力UP!風邪に負けない体に

「いこーよ」が今年の1月に実施した「0歳〜9歳までの子どもの習い事事情」に関するアンケート調査によると、人気の習い事1位は「水泳」でした。

水泳が人気の理由は、筋力・持久力・基礎体力の向上につながるから」と大西さん。

それでは、水泳を習うと身体面で具体的にどのようなメリットがあるのか紹介します。

■(1) 全身にバランスよく筋肉がつく

「水中では水の抵抗によって、小さな運動で大きな運動量を得ることができます。」

「陸上で腕を上下に動かすことは楽にできますが、水中では水の抵抗があるため、陸上と同じ動きをするだけでも結構な力が必要です。つまり、水の抵抗がダンベルのような働きをするため、泳ぐことで筋肉を鍛えることができます。」

水泳は全身運動。水の抵抗を利用すれば、無理せず、全身にバランス良く筋力をつけることができます。

■(2)呼吸筋を鍛えて心肺機能アップ

「胸に水圧がかかると、そのぶん肺の容量が小さくなるので呼吸数が増えます。その結果、呼吸筋が鍛えられて酸素をしっかりと取り入れられるようになり、心肺機能の向上につながります。」

よく「ぜんそくの子どもは水泳をするといい」と言われますが、心肺機能を高めることで、ぜんそくの予防に効果があるということなんですね。心肺機能が高くなると、持久力もつきますので、他にスポーツをやっているお子さんにも水泳はおすすめです。

■(3)エネルギー消費と体温調整機能の向上

「プールの水温は、30度〜31度で保たれている場所が多いです。水温が体温より低いので、身体は体温を維持しようとして熱代謝活動が活発になります。」

「さらに、低い水温で収縮した血管が運動することで拡張し、この繰り返しによって体温調整機能が高まります。体温調整機能が向上すると、気温による変化にも強くなり風邪に負けない体質になります。」

「運動によって体温が上がってきても、水温に熱を奪われるため、熱の生産のために余分にエネルギーが費やされます。そのため、水に浸かるだけでも陸上よりもエネルギー消費が増えます。」

運動能力のアップだけでなく、風邪も引きにくい体質になれるのは水泳ならではの効果ですね。

■チャレンジ精神や社会性など、精神面にもメリット大

体力面のみならず、水泳が子どものメンタル面に与える影響はどうでしょうか?

「水泳では、クロール、背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎなど、それぞれの泳ぎ方をマスターすることや、タイムを伸ばすことなど、目標が明確です。進級テストも定期的にあるので、1つずつクリアする事でチャレンジする勇気を養うことができます。」

「また、スクールでは同じ年代・体力・能力にてチームを分けて練習をするため、集団行動でのルールやマナーなど、社会性を養うこともできます。友達も増えやすく、連帯感や協調性などの社会性を身につけることも可能です。」

課題にチャレンジして、目標を達成して得られる成功体験は、勉強面で壁にぶつかった時にも良い影響をもたらしそうですね。心身ともに子どもの成長が図れそうです。

■水に対する恐怖心がない0歳児から始めるのがオススメ

このようにさまざまなメリットがある水泳ですが、何歳頃から週何回程度習う子どもが多いのでしょうか?

「幼稚園の年中〜小学校2年生頃に開始する子どもが多く、週1回コースが始めやすいこともあって参加者が多いです」と大西さん。

水泳は0歳児から習うことができるそうですが、早く始める方が良いのでしょうか?

吸収の良い早い時期に始めることを勧めています。とくに0歳からの乳児期に始めるといいでしょう。その理由は、母親の胎内にいた時の羊水の記憶が残っているため水に対する恐怖心がないからだと、言われています。」

「2歳半頃からは自我が芽生え“嫌なこと”も出てくるため、潜り練習など子どもたちが嫌がる練習も、乳児期に保護者と練習することでスムーズに導入できるというメリットもあります。また、乳児期に保護者とのスキンシップを促進することもでき、保護者自身がわが子への接し方を学ぶ場としても活用いただいています。」

0歳〜3歳までの「ベビースイミング」と呼ばれる時期は、保護者が一緒にプールに入って参加することになります。着替えなど用意するものが増えますが親にとっても良い効果があるので、ぜひチャレンジしたいですね。

子どもの身体を強くするだけでなく、精神面や健康面でも大きな効果が期待できる水泳。体験教室などで気軽に試せる水泳教室も多いので、まずは気軽に利用してみはいかがでしょうか。

(文:平野 友紀子)
(監修:コナミスポーツクラブ)


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