カシオ情報機器は5月20日に、中小企業向けとなる経営支援の専用端末「楽一(らくいち) XG10」を発売する。経営改善に役立つ分析機能を備え、分析結果や売上などの情報をクラウド上にバックアップする機能を持つ。価格はオープン。

楽一 XG10

XG10は、ハードウェア本体と専用キーボード、イメージスキャナ、および本体アプリケーションと標準クラウドサービスで構成されたセット製品。本体の主な仕様は、21.5インチ液晶一体型、タッチパネル対応、本体サイズがW527.5×D310.7×H448.5mm、重量が約12.5kg。インタフェース類は、USB 3.0、有線LAN、マイク入力、ヘッドホン出力。専用キーボードは、JISキーボードか手書きペンキーボードが選べる。

本体アプリケーションは、台帳データのグラフや表か分析を行う「楽らく経営リサーチ」、伝票発行や管理台帳への登録を行う「販売管理」、見積書や納品書などを電子帳票として管理する「電子ファイル保存」などだ。

標準クラウドサービスには、6年間の使用権が付く。機能としては、オンラインバックアップ、リモートメンテナンスサービス、ウィルス対策ソフトの最新版を配布、データをスマートフォンからでも閲覧可能、経営全般に役立つ情報の配信といった内容。カシオ情報機器では、5,000セットの販売を見込む。