トーマツイノベーションはこのほど、新入社員のキャリアに対する意識調査の結果を発表した。調査は4月4日~6日、同社が開催した新入社員研修の受講者882社3,931名(男性2,354名、女性1,566名、不明11名)を対象に行われた。

目指すは管理職よりも専門家

将来会社でどういう役割を担いたいか尋ねたところ、「管理職」(24.6%)よりも「専門家」(37.0%)が上回る結果となった。

「将来会社で担いたい役割(男性)」

男女別にみると、管理職を目指す男性は年々減少傾向にあるものの、専門家を希望する男性が増えているわけでもなく、唯一「楽しく仕事をしていたい」が増加傾向にあることがわかった。

「将来会社で担いたい役割(女性)」

一方女性は、「楽しく仕事をしていたい」という割合はむしろ減ってきており、逆に1.9ポイントとわずかながらも管理職を目指す女性が増えていることが見て取れた。

「定時に帰りたい」が増加傾向に

「今後1~3年間の会社での労働時間についての考え(男性)」

「今後1~3年間の会社での労働時間についての考え(女性)」

次に、今後1~3年間の働き方について聞いたところ、男女とも「週に2~3回の残業まで(男性39.9%、女性45.5%)」が最多となった。次に多かった「定時に帰りたい」については増加傾向にあり、それぞれ一昨年から男性4.1ポイント、女性5.3ポイントの増。一方で男性において「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」という回答は一昨年から3.8ポイント減少しており、ワークライフバランス重視の傾向がうかがえた。

上司に求めるは、リーダーシップよりも…

「自分のキャリアアップにつながる理想の上司」

最後に、自分のキャリアアップにつながる理想の上司について教えてもらったところ、昨年・一昨年トップだった「リーダーシップのある上司」は男女ともに減少し、男性は「プライベートのことも相談に乗ってくれる上司(41.2%)」が、女性は「優しく指導する上司(40.8%)」がそれぞれ1位となった。