南海電気鉄道が加太線に投入する新たな観光列車「めでたいでんしゃ」が29日から運行開始される。運行初日は加太駅でお祝いセレモニーを開催し、同日から乗客へのプレゼントキャンペーンやスタンプラリーも始まる。

「めでたいでんしゃ」外装イメージ

5月5日までの対象の「めでたいでんしゃ」に乗るともらえる「ぷくぷくたい」

「めでたいでんしゃ」は加太を代表する海の幸「鯛」をモチーフに、7100系2両1編成の内外装を装飾した観光列車。車体側面に目やウロコの模様を描き、列車そのものを鯛の魚体に見立てる。運行開始前日の28日、12時40分から15時まで加太駅でお披露目会を開き、列車の披露と淡嶋神社宮司による安全祈願を行う。

運行初日のお祝いセレモニーは10時から加太駅で開催され、地元ミュージシャンの演奏と「加太恋踊り」の披露、ご当地キャラクターからのお祝い、オリジナルフラッグでの出迎え・見送りなどを行う。セレモニーに先立ち、9時30分から先着200名に歓迎のオリジナルフラッグを配布。お祝いセレモニー終了後には、「鯛骨塩ラーメン」や大福餅がふるまわれる(各100食)。

運行開始を記念したプレゼントキャンペーンは4月29日から5月5日までの毎日(5月2日を除く)実施され、「めでたいでんしゃ」の特定の便に乗車することで、オリジナルパッケージのチョコレート菓子「ぷくぷくたい」を加太駅到着時にでプレゼントするとのこと。対象列車は和歌山市駅8時51分発・9時55分発・10時55分発・11時55分発の4本とされている。

運行開始記念のスタンプラリーは4月29日から6月26日まで開催。南海電鉄各駅に設置されるパンフレット(スタンプ台紙)を入手し、加太線沿線の各施設や駅に設置したスタンプを3個集めると応募できる。賞品として、「めでたいでんしゃ」に使用される魚の形の吊り革、加太で獲れた1本釣りの鯛1匹、「加太さかな線」オリジナル前掛け、「めでたいでんしゃ」オリジナルノベルティセットなどが抽選で当たる。