ネオマーケティングはこのほど、「食事ダイエット」についてのアンケート結果を発表した。同調査は3月23日~24日、現在、食事ダイエットをしている全国の20~59歳の女性400人を対象にWEBアンケート方式で実施したもの。

「食事ダイエットをしているときにとる食事」について、重要だと思う要素

「食事ダイエットをしているときにとる食事」について、重要だと思う要素を尋ねたところ、最も多い回答が「体に良い」(85.0%)だった。次いで、「飽きない」(70.0%)、「調理方法が簡単」(67.5%)となっている。年代別でみると、30~50代は「体に良い」に次いで「飽きない」が多く、健康的かつ飽きない食事を重視していることがわかった。

食事ダイエットの悩みについて聞くと、68.0%が「お腹が空きやすい」と回答した。次いで、「飽きやすい」(52.8%)、「レシピのレパートリーが少ない」(28.8%)となっている。

食事ダイエットの悩みは何ですか?

食事ダイエットをしているときに食べるものについて、「満腹感を得られそう」「味のアレンジがしやすそう」「健康的に減量できそう」の3つのイメージにあてはまるものをそれぞれ尋ねた。

「満腹感を得られそう」のイメージにあてはまるもので最も多い回答は「おかゆ」 (42.5%)、次いで「バナナ」(32.8%)となった。「味のアレンジがしやすそう」のイメージでは、「おかゆ」(52.0%)、「豆腐」(35.5%)が多い。

「健康的に減量できそう」のイメージにあてはまるもので最も多い回答は「おかゆ」(46.5%)、次いで「豆腐」(26.5%)となり、3つの項目全て「おかゆ」が1位となっている。

食事ダイエットをしているときに食べるものについて、それぞれのイメージにあてはまるものをお答えください

食事ダイエットにおける失敗談について尋ねたところ、「無理な食事制限で、1キロやせて2キロ太った」「偏った食事で体調を崩したり、肌の調子が悪くなった」など、リバウンドや肌荒れなどの言葉が多くを占めた。また、炭水化物を制限したことによって食事ダイエットに失敗したという回答も多かった。

今後挑戦してみたいダイエットについて聞くと、最も多い回答が「食事の食べる順を変えるダイエット」(32.3%)だった。次いで「一食置きかえダイエット」(27.0%)で、食事量を制限するよりも食べる順番や食べるものを置きかえることに興味がある人が多いことがわかった。

今後挑戦してみたいダイエット

一食置きかえダイエットに挑戦する場合、試したいと思うものを尋ねたところ、1位は「スムージー」(39.0%)、2位は「酵素ドリンク」(38.3%)、3位は「おかゆ」(36.5%)となった。年代別で最も多い回答をみると、20代は「スムージー」(47.0%)、30代は「酵素ドリンク」(45.0%)、40代は「おかゆ」(36.0%)、50代も「おかゆ」(40.0%)となっている。

一食置きかえダイエットに挑戦する場合、試したいと思うもの

フードコーディネーターの南恵子さんは、食事ダイエットのポイントについて「○○だけといった特別な食品に頼ったり、極端な制限をしたりすることよりも、健康的でかつ飽きない食事を"確実に続ける"ことが重要」と語っている。エネルギーや栄養が偏ったり不足したりする食事では、体調を悪くするなどして長続きしないという。

「炭水化物(糖質)を極端に制限する食事が注目されていますが、偏った食事や厳しい制限食は、特に長く続けることで体調や美容に悪影響を及ぼす例もあります」と南さん。適度にご飯やおかゆに含まれる炭水化物(糖質)も摂取することが、健康のためには必要不可欠とのこと。

食事ダイエットをしているときの食べ物で、「満腹感」「健康的」「アレンジできる」といった点で1位となった「おかゆ」は、ごはんと同様にどんなおかずとも相性が良い。水分の多いおかゆを茶わん一杯分と置き換えると、ボリュームがある割にエネルギー量を抑えることができるという。

ただし、おかゆだけでは栄養が偏り、お腹も減りやすい。南さんはそれを補う方法として「おかゆを卵でとじる」「魚と合わせるなどたんぱく質を加える」「野菜やキノコ類、海藻類、豆類など、さまざまな副菜を組み合わせる」ことをすすめている。ビタミンやミネラル、食物繊維なども摂取でき、腹持ちもよくなるという。