SMBC信託銀行の古川英俊代表取締役社長

SMBC信託銀行はこのほど、富裕層向けブランド「PRESTIA(プレスティア)」のメディア説明会を開催。外貨を中心とした商品・サービスについて紹介した。

同銀は、昨年11月にシティバンク銀行のリテールバンク事業(個人向け事業)を統合。新しいブランド、PRESTIAとして営業開始した。シティバンクから引き継いだ外貨をエッジとした商品・サービス、三井住友フィナンシャルグループの信託銀行としてのグループの強み、信託の強みが特徴。

4月4日には、名古屋駅前支店(愛知県名古屋市)を開設している。

古川英俊代表取締役社長は「外資の先進性と海外のネットワーク、邦銀の安定性と国内外のネットワークを生かして、お客さまからすればいいとこどりができるなあと実感を持っていただけるように努力していきたい」と挨拶した。

PRESTIA事業を統括する井上直樹代表取締役副社長は、「現在のマイナス金利導入後の市場環境においては、円建ての投資商品の利回りは一段と下がっており、投資あるいは資産保全の観点から外貨商品の持つ有効性は高まっています」と解説。

ブランドの商品・サービス提供について「"洗練された"銀行業務の体験をお届けしたい」と表現し、「店舗の品質や雰囲気、プライバシーに配慮した落ち着いたコンサルティングブース、従業員の応対のやり方に至るまで、差別化の要因として確立しようとしています」と語った。