オレンジページはこのほど、「からだの本Vol.04」を発売した。同書では「40代からのセックス講座」を特集しており、女性の性生活の悩みに正面から向き合った情報を発信している。

性生活の頻度 40代回答

同誌の編集長である南齋さんによると、女性の健康と美容についてさまざま情報を発信してきた同誌が、「セックス」自体を掘り下げたのは初のことだという。

編集部が40代女性を対象に行ったアンケートでは、34.6%が「性生活はまったくない」と回答した。「半年に数回」「年に数回」の回答を合わせると、セックスレスの定義「性的接触が1カ月以上ないこと」に約半数が該当する。30代と比べてもセックスレスに該当する数は増えている。

「性について具体的に知りたいこと」について聞くと、最も多い回答は「セックスレス」(43.7%)だった。30代の回答と比べて、不妊、妊娠・出産という回答が大きく減っている。

性について具体的に知りたいこと

南齋さんはこれらの結果について「編集部としても予想以上だった」とコメントしている。読者座談会での参加者からの切実な声も聞き「なんとかしなければ」との思いで、今回「セックス」を特集するに至ったという。

特集では、セックス・アドバイザーの荻原かおるさんによるセックスレス解消法を紹介。荻原さんは40代のセックスについて「若い頃のように楽しむためだけではない、でも妊娠のためだけでもない」と表現している。

「からだの本Vol.04」(700円・税込)

女性の体の変化による肉体的なトラブルも深刻な問題であるとして「膣の老化」についても詳しく説明。加齢に伴い、膣の萎縮・乾燥・免疫低下など膣自体が老化してしまうため、「ぬれない・痛い・感じない」といった悩みを抱える40代女性が多いという。そのほか、女性向けAV男優・一徹さんのインタビューも掲載している。