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Visual Studioエンジニアリングチームは4月8日(米国時間)、「Previewing Salsa - the New JavaScript Language Service in Visual Studio "15"|The Visual Studio Blog」において、現在プレビュー版を提供しているVisual Studio 15 Previewにおいて、JavaScriptをサポートする新しい言語サービス「Salsa」が利用できるようになったと伝えた。ES6やES7などのシンタックスやJSXのサポートなどが追加されている。

「Salsa」はJavaScript言語サービス。JavaScriptに関するシンタックスハイライト、補完候補表示、シグネチャヘルプ、モジュールサポートなどを提供する。これまでVisual Studioで提供されてきたJavaScript支援機能はJavaScript実行エンジンの動作を利用していた。このため、タイミングによって結果が異なったり、特定の状況に陥ると支援機能が機能しなくなったりといった状況になることがあったが、新しい機能ではこうした問題が解消されている。

Salsaはこれまで提供してきた機能を静的な解析結果から提供できるようになっており、安定した支援機能を提供できるようになったほか、IntelliSense機能の改良、ES2015およびES2016で規定されている新しい機能のサポート、TypeScriptのみに存在している機能のサポートなどが実現している。

Visual Studio 15 Previewを利用するにはsalsa.regと名付けたファイルに特定の設定を追加してからVisual Studioと再起動するといったセットアップ作業が必要。