(後列左より)有安杏果、佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに。(前列左より)堀江美都子、三石琴乃、野島健児。Photo by 佐藤里奈

武内直子「美少女戦士セーラームーン」のオフィシャルファンクラブ「Pretty Guardians2016-2017」発足記念イベントが、東京・東京体育館にて本日4月10日に行われた。

アニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal 第3期 デス・バスターズ編」のオープニングテーマは、やくしまるえつこが作詞・作曲とプロデュースを担当した「ニュームーンに恋して」。やくしまる本人が歌唱するバージョンに加え、堀江美都子、ももいろクローバーZがそれぞれ歌うバージョンが用意されている。また野島健児演じるタキシード仮面が歌う「永遠だけが二人を架ける」もエンディング曲の1つにラインナップ。本日のイベントにて、堀江版「ニュームーンに恋して」と、「永遠だけが二人を架ける」が初披露された。

イベントのスタート前に、セーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃、タキシード仮面/地場衛役の野島健児、堀江、ももいろクローバーZへの囲み取材も実施。テレビアニメ「美少女戦士セーラームーン セーラースターズ」に登場したセーラーギャラクシア役を務めた堀江は「作品のファンクラブができるなんですごいこと。私、会員番号3番をいただいてしまったんですが、ギャラクシアは入れないと思ってて(笑)。一般で入ろうかと思ってた」と驚きの告白をすると、すかさず三石が「(ギャラクシアは)改心したから大丈夫よ」と太鼓判を押す。

三石は「ファンクラブ、もっと早くやってもいいのに」とファンクラブの発足を待ち望んでいたことを話し、「(自分は)ファンクラブの会員でもあるんですけど、運営側にもこっそり入って、ファンクラブの会員の方にいろいろできたら」と愛情溢れる発言。またももいろクローバーZを代表し、作品の大ファンである有安杏果が「ファンクラブができると去年こっそり聞いたとき、すごくうれしくて! ファンクラブって特別感があると思うので、よりセーラームーンを好きになってもらって、その好きな方々に音楽とかアイテムとかスペシャルなものをいろんな形で届けていけたら、ももクロがそのお手伝いをできたらいいなと思います」と感無量の面持ちで語った。

「セーラームーン」の魅力を問われると野島は、「それぞれのキャラクターたちの美しさももちろんですけど、1つひとつのチャーム、かわいいんですよね。なんで俺、男なんだろうって思うくらい。僕ですらときめくので、女性はさらにときめくと思います。女性の気持ちで感じてみたいと思うくらい」と熱弁。三石が「こっち側に来てもいいのよ」と話すと野島も「あたしも、こういうのほしかったわ」と女口調になり、共演者を笑わせる。三石は「武内先生が描いた色のコーディネートとか、デザインがすっごく素晴らしい」と原作に言及しつつ、「アニメーションでの変身シーンや、少女たちの心を鷲掴みにした映像も相まって、宝石箱のような作品だと20数年経った今も感じています」と、1990年代からセーラームーンを演じてきた三石ならではの答え。

続けて有安は「ちっちゃい頃にセーラームーンを再放送で観て、本当に自分はセーラームーンになる、うさぎちゃんになるって七夕に書いたこともあるくらい憧れていました。20歳になった今ではさすがにもうなれないってわかってるんですけど、やっぱり同じ女の子として、すごく強い部分があったり、ドジな部分があったり、親近感と憧れ、夢をくれるセーラームーンはすごいです」と思いを明かした。

そして堀江、野島、ももいろクローバーZがそれぞれ歌う主題歌についても各人がコメント。堀江は「新鮮なフレーズと歌詞が飛び出してきて、いままで自分が口に出して歌ったことのないメロディで楽しかった。1200曲歌ってきた中の、新たな1曲として、宝物として大事に歌わせていただく」と貫禄を見せた。野島は「僕にとってアニメーションのエンディングテーマをやらせていただけるチャンスってほぼなくて、夢の1つだったんです。正直、有頂天になりました。どんな曲になるんだろうと思っていたら、個人的にお世話になっている松井五郎さんに作詞をしていただけて。作詞する前にお話をして、それに僕のことをよく知っている方なので、歌詞もすんなり自分に染み込みました。僕を代表する歌になっていくよう歌わせていただきます」と意気込む。またももいろクローバーZの百田夏菜子は「今回はみんな(やくしまる、堀江、ももクロ)で同じ歌を歌うっていう新しいパターンで、同じ曲でも歌う人によって聞こえ方とか雰囲気とか違うと思います。それが毎月変わる楽しさを、聞いてる人に感じてほしい」とファンに呼びかけた。

「美少女戦士セーラームーン20周年プロジェクト」の一環として発足する「Pretty Guardians2016-2017」は、2017年6月30日までの期間限定企画。会員の募集は4月10日から6月30日まで受け付け、会費は5940円となる。入会特典として、なかよし(講談社)の付録を復刻したデザインの会員証と、メイクアップリップグロスをプレゼント。

また本日のイベントでは、ファンクラブ会員限定で販売されるオリジナルグッズの詳細も明らかに。1992年のなかよし応募者全員大サービスとして登場した「守護星アクセサリー」は、シルバー925をベースにK18をコーティングしたリングとネックレスだ。どちらも誕生石カラーをモチーフにしたスワロフスキークリスタルが用意される。また1994年のなかよし応募者全員大サービス「スウィートハートコレクション」をグレードアップしたアイテムは、ロケットペンダントやブレスレットなどが同梱される。