フジテレビは、パラスポーツ(障がい者スポーツ)を応援する大型プロジェクト「PARA☆DO!」を始動させた。

「PARA☆DO!」サポーターの田中ウルヴェ京

これは、今年のリオや、2020年の東京パラリンピックを見据え、番組やイベント、ネットメディアを通じて、パラスポーツの魅力を伝えていくもの。ソウル五輪シンクロナイズドスイミング銅メダリストの田中ウルヴェ京と、アテネ・北京・ロンドンの3大会連続でパラリンピックに出場した射撃の田口亜希がサポーターを務める。

まずは、13日からパラスポーツ専門番組『PARA☆DO! ~その先の自分(ヒーロー)へ~』(毎週水曜22:54~23:00、関東ローカル)をスタート。また、週末のスポーツニュース番組『スポーツLIFE HERO'S』(毎週土曜24:35~25:15/日曜23:15~24:30)に田口が不定期で出演するほか、スポーツ以外のさまざまな番組でも、情報を発信していく。

イベントは、公益財団法人日本財団パラリンピックサポートセンターの後援で、毎月「PARA☆DO!セミナー」を開催(4月21日、5月19日が決定)。田中がMCを務め、番組で紹介した選手などパラアスリートと直接に触れ合う機会を作り、ライブ配信も行う。ほかにも、競技体験会、勉強会などの開催も検討している。

さらに、8日に開設したポータルサイトで、同プロジェクトの情報を集約。公式Twitter・Facebookや、『スポーツLIFE HERO'S』の公式LINEアカウントなどを活用し、イベントの紹介やファンとの交流、番組で紹介しきれなかったパラアスリートたちの特集を掲載していく。

田中ウルヴェ京は「彼らからの学びは、我々人間が"共通"に持つ"思考や感情"の使い方のすばらしさです。目の前の事実がどんなに逆境のように思えても、そこでどう考え、どう行動するかという"ものの見方"です」と力説。それを踏まえ、「さまざまなパラアスリートのみなさんの"生き方"を伺い、その日から誰にでもできるメンタルエッセンスをお届けできればと思っています」と意気込みを示す。

フジテレビスポーツ局の植村敦プロデューサーは「"明るく・前向きに・謙虚に"、我々一人一人の"心のバリアフリー化"を目指すとともに、パラスポーツのムーブメントを起こしていきたいと思います」と狙いを語っている。

(上段左から) トライアスロンの秦由加子選手、トライアスロンの佐藤圭一選手 / (下段左から) 車いす射撃の田口亜希選手、陸上の高桑早生選手