江崎グリコはこのほど、「機能性表示食品アンケート」の調査結果を発表した。同調査は3月12日~13日、20歳代から60歳代の男女1,000人を対象にインターネットで実施したもの。

「機能性表示食品」制度を知っていますか

機能性をわかりやすく表示して商品の選択肢を増やし、消費者が商品の正しい情報を得て選択できるようにした機能性表示食品。その制度が導入されて、4月1日で1年がたった。そこで同社は、その認知度や今後の希望を尋ねるアンケートを実施した。

「機能性表示食品」制度を知っているか尋ねたところ、「詳しく知っている」「内容を知らないが、制度の名前は知っている」と全体の50.6%が回答。特に年齢が高くなるにつれて認知度は上昇し、60歳代(女性)では63.0%となっている。一方で「詳しく知っている」と回答した人は、20歳代男性が12.0%と最も高かった。

「機能性表示食品」を食べたり飲んだりする頻度を尋ねたところ、59.1%が「ときどき(不定期に)食べたり飲んだりしている」と回答。「毎日ではないが、定期的に摂取」(23.7%)、「毎日摂取」(10.9%)をあわせると、約9割が機能性表示食品を摂取していることがわかった。また、飲食したことのある機能性表示食品のカテゴリーでは、「清涼飲料」「ヨーグルト」「サプリメント」が上位を占めている。

「機能性表示食品」を食べたり飲んだりする頻度

「機能性表示食品」に期待する健康機能について聞くと、「おなかの調子を整える」「脂肪や糖の吸収を抑える」「体脂肪を減らす」「腸内環境を改善する」の順に上位を占めた。

「機能性表示食品」に期待する健康機能

機能性表示食品に対しての期待や要望を質問したところ、「手ごろな価格で購入できるものがほしい」(52.1%)という回答が最も多かった。次いで「さらに効果の高いものが欲しい」「どの商品が機能性表示食品なのかがわかるように商品パッケージの表示を工夫してほしい」と続いている。

機能性表示食品に対しての期待や要望