米MicrosoftがiOS用の「Hub Keyboard」をリリースした。AppleのApp Storeから無料で入手できる。動作要件はiOS 9.1以上。
Hub KeyboardはMicrosoftのGarageプロジェクトから誕生した。連絡帳からメールアドレスをコピーしてメッセージに貼り付けるというような作業を、アプリを切り換えることなく、キーボードから直接行えるようにする。アプリやサービスを仲立ちするからハブ(Hub)キーボードだ。今年2月にAndroid版が登場していた。
iOS版では、キーボード上部の機能バーから以下のような機能を利用できる。
- テキストの貼り付け: 最後にコピーしたテキストをワンタップで貼り付けられる。
- ドキュメント: OneDriveやSharePointにあるOffice 365ドキュメントを検索し、共有URLを取得して貼り付けられる。
- コンタクト: Office 365アカウントの連絡帳を検索し、連絡先情報を貼り付けられる。
Android版に比べるとクリップボード機能に制限があり、翻訳機能が実装されていない。1.0リリース時点で対応言語は英語(US)のみ。今後、他の言語のサポートを増やしていくという。