ニプロは4月5日、自然滴下で輸液を行う際の補助器具「滴ぴた」を発売したと発表した。

輸液製剤の投与による治療は、滴下速度を調整する際に時計を見ながら特定時間あたりの輸液製剤滴下数を目視でカウントし、目標の値に滴下数を調整する必要があるなど、作業が煩わしく換算ミスのリスクもある。

同製品では、赤外線センサーにより輸液製剤の滴下を検知し、滴下の間隔から1分間あたりの滴下数を自動計算して表示することが可能なため、滴下数を簡単に確認することができる。またモニター部分にバックライトを搭載しており、暗所でも懐中電灯等を使用せずに表示内容を確認できる。バッテリーは充電式となっている。

参考価格は1万5000円(税別)。

「滴ぴた」外観