テクトロニクスは4月5日、ケーブルテレビ事業者などの4Kへのスムーズな移行を支援する、MTS4000型MPEGテスト・システムとMTS4SAV3テスト・プラットフォームのためのHEVCテスト・ソリューションを発表した。

家庭への4Kコンテンツ配信においては、使用するエンコーダが正しく機能し、コンテンツが規制要件に適合することを確認し、優れた品質を提供する必要がある。

MTS4000型とMTS4SAV3テスト・プラットフォームに新たに追加される機能には、包括的なHEVC解析ツールとFCC準拠のクローズド・キャプション・アナライザが含まれており、事業者はワークフロー、インフラ、スタッフ、予算への影響を最小限に抑えて、4Kへの移行することが可能になるとする。また、製造メーカがセットトップ・ボックス(STB)で4Kコンテンツをテストするための機能として、4K、HEVCトランスポート・ストリーム生成機能を追加。MTS4000型を使用することで、エレメンタリ・ストリームから4Kトランスポート・ストリームを生成し、独自のパラメータを設定したシステム・インフォメーション・テーブル(PSI/SI)の作成が可能となる。

なお、同ソリューションは4月18日~21日に米国ラスベガスで開催されるNAB Show(全米放送機器展)で展示される予定だ。