11日にスタートするフジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』(毎週月曜21:00~21:54 ※初回は30分拡大)のヒロインに抜てきされたシンガーソングライターの藤原さくらが4日、東京・同局湾岸スタジオで行われた制作発表会見に登場し、主演の福山雅治と初対面した際の心境を「生き物なんだと思いました」と、独特の表現で振り返った。

月9ドラマ『ラヴソング』ヒロイン役の藤原さくら

このドラマは、元プロミュージシャン・神代広平(福山)が、孤独を背負った女性・さくら(藤原)と出会い、音楽を通して心を通わせることで、失いかけた人生を取り戻す姿を描くもの。藤原は演技未経験だったが、100人のオーディションを勝ち抜いてヒロインの座を射止めた。ドラマのタイトルロゴも書いたという。

藤原は、福山のライブに足を運んでいたほどの大ファン。今回のオーディションの際、ドアを開けて福山を発見した時に「あっ、本当に存在してるんだ」と驚き、あまりに遠い存在だったことから「生き物なんだと思いました」と確認したことを報告すると、福山をはじめ共演者や、報道陣・関係者の爆笑につつまれた。

今作では激しく動くシーンが多いそうで、「ダメージジーンズ(のひざの部分)がどんどん開いてきちゃって、最後には無くなるんじゃないかという話をみんなでしてます」というほど。さくらに思いを寄せる天野空一役を演じる菅田将暉は「藤原さんは野性味あふれるお芝居で、今日も僕の持っていたチラシを(さくらが)奪い取るというシーンで、顔面にグーが入りました」と証言。続けて「久々ですよ、人にグーで殴れられるの。たぶんダメージジーンズが無くなる頃には、僕の顔はボコボコになってると思います」と予測した。

"生き物"と言われ福山雅治(左)も苦笑い

福山&藤原がセッションを披露

この会見では、藤原が今回のオーディションで披露したオリジナル曲「1995」を福山とともに披露する場面も。藤原は、それまで天然発言を連発していたとは思えない歌声と表情で魅了し、「目に入れても痛くない」とかわいがっていたさくらの親友・中村真美役を演じる夏帆も「歌っているときと素のときのギャップがすごい!」と驚いていた。

演技未経験の藤原だが、福山は「何事にも好奇心を持って、それをどんどん吸収している」と関心。また、「手付かずの状態のお芝居に、われわれみんな刺激を受けており、これまでの自分のキャリアをいい意味でぶっ壊してくれて、自分でも知らなかったアクションやリアクションを引き出すことができている」と、新鮮な風が作品に良い効果をもたらしていることを強調していた。

(左から) 水野美紀、菅田将暉、福山、藤原、夏帆、宇崎竜童