俳優の松阪桃李が3日、都内書店で行われた、写真集『妄想・松坂桃李』(発売中 2,200円税込 ワニブックス刊)の発売記念握手会に登場した。

写真集発売記念握手会に登場した松坂桃李

同書は、松坂が2011年から雑誌『プラスアクトミニ』、『プラスアクト』で連載している内容をまとめたもので、松坂が妄想した映画企画のフェイクフライヤーが集まった写真集。1作1作に実在の俳優を当てはめた「妄想キャスティング」、松坂のロングインタビューも掲載されている。握手会には、10,000通の応募が集まり、大阪300人、東京300人の計600人が、抽選により参加した。

姉・妹に囲まれ、男子が1人であったため、昔から「妄想」という一人遊びが好きだったという松坂。最近は「朝起きて、(明石家)さんまさんになっていたら」という妄想をしていることを明かした。また、妄想に絡めて「恋愛・結婚の妄想は?」という質問には、「仕事がやっぱり大事だと思うので、30を過ぎてから」と前置きつつ、「まだ27歳なので、36歳くらいになったら、そういう妄想も出てくるんじゃなかろうかと」と回答した。

さらに"お友達"と会う時間は取れますか? と、恋愛を匂わせる質問をされると「妄想質問が飛んできた」と苦笑。「この仕事ってたまに、妄想が一人歩きすることもあるんだな」と、タジタジになりながらもかわした。また、実際の芸能界のお友達としては、濱田岳、岡田将生、柳楽優弥の名前を挙げた。

今回の写真集で松坂自身が気に入っているページについて、金髪に赤い口紅のロッカーという設定で作った「ブラザー、インTHEロック」と、アフロ姿で撮影に挑んだ「金太、もうすぐ時間ですけど。」の2点をピックアップ。もし本当に映画化、ドラマ化となった場合を妄想し「プロデューサーが『いやでも、桃李くんじゃないと思うんだよね』となる場合もあると思うので、その時は(主役が)僕じゃなくてもいいんで、最後のクレジットで『企画:松坂桃李』としてもらえれば」と、企画方面に対しても意欲を見せた。