電源開発(Jパワー)、川崎重工業、岩谷産業、シェルジャパンの4社は4月1日、CO2フリー水素サプライチェーン構築を推進する「技術研究組合 CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA)」を2月22日に設立し、4月1日より実証事業をHySTRAに移管したうえで本格的に活動開始したと発表した。

2014年6月に経済産業省が発表した「水素・燃料電池戦略ロードマップ」では、CO2フリー水素サプライチェーンの確立が掲げられている。同水素サプライチェーンの実現に取り組むため、川崎重工を主幹事とする、岩谷産業、Jパワーの3社は共同で実証事業を提案し、2015年6月に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「未利用褐炭由来水素大規模海上輸送サプライチェーン構築実証事業」に採択された。そして今回、シェルジャパンを新たに加えHySTRAを設立したことにより、これまで3社で実施してきた実証事業をHySTRAに移管する。

HySTRAは「褐炭ガス化技術」のパートと、「液化水素の長距離大量輸送技術」および「液化水素荷役技術」のパートで構成されており、2020年度までに各パートにおける技術実証と、商用化に向けた課題の抽出を行うことを目的として活動していく。

なお、Jパワーは、「褐炭ガス化技術」の技術実証、川崎重工と、岩谷産業、シェルジャパンは、共同で「液化水素の長距離大量輸送技術」および「液化水素荷役技術」の技術実証を担当する。

CO2フリー水素サプライチェーン構想とHySTRAの技術実証項目